親を越える日

母親って「凄い」存在だけど、改めてその大きさを知る。 私の母は「真面目ちゃん」。私とは打って変わり、とても厳格で、子供の頃から勉学をこなし、親のゆうことをきちんと聞いてきた優等生タイプ。 私が小さい頃から、何を聞いても「わからない」と言われたことは殆どない。一般常識だけではなく、国語、数学、理科、社会、英語、音楽、美術なんでもこい。まるで百科事典のような人。 それだけでなく、一家の大黒柱で、家事も潔癖にこなし、料理もシェフなみ、外見も心もキレイで、この人は観音様?マリア様?と自分の母ながらに思ってしまう。 そして昨日母と話をしているときのこと。 今私が勉強している会計学と統計学のことで、 「デビット&クレジットとか、収益予想変数とか、何がなんだかさっぱりわからん!」 なんて言っていたら、 「あら簡単じゃない。バランスシートとインカム・ステートメント見れば何がどこに行くか解るわよ。収益予想はメインコストを変動させる要因をよく考えなさい。」 この人はどこまで知っているんだろう・・・しかも使ってる単語は英語だし・・・ もうすぐ70歳になるとは思えない・・・ 親を越える日なんて来るのかな?